コストカット・人員削減で思うこと【日本の会社は息苦しい】

はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る

《歌意》どんなに働いても、依然として私の生活(くらし)は楽にならない。私はじっと手を見る。

石川啄木

まさにこんな心境の会社員です。

金銭面よりは仕事内容です。ざっと説明すると、

 

仕事で最近良く聞くはなしですが人員削減がありました

簡単に説明すると

・10人でまわしていた仕事(部署)で人員削減で5人にされた

・しかも今まで無かった仕事も追加

・減った分の人員は今話題のRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を利用して自分達でなんとかしろとのことです。

RPAは今三菱UFJや三井住友などで利用推進している機能ですね。所属している会社も波に乗りたかったんだと思います。

人員カットされた方は派遣社員か、または正社員は別部署に転部になりました。

で、とても不思議なのがこの対応・社員にとっては給与も上がらないし(むしろカットの方向)自分達のやることは増えるし、そもそも業務効率化する前に人員削減されてるしでまったくメリットがないわけです。

一部の俺の成果だと声高に言ってる人はやる気ありますが、現場では誰一人納得していません。

 

なぜ理不尽な命令に従うのか

でもそんな状況でもなぜか無理をして業務をさばこうとするんですよね。

会社とか上司とか一回まっさらにして、自分が経営者になったつもりで例えばアパート建築の契約をしていたとすると

・(実際に自分は使ったことないのに)新しい技術で建築費が5割削減できるって聞いた

・だから費用は1億円って言ってたけど5千万円で建てて、品質はそのままでお願い

・新技術の導入はまだしてないかもしれないけど、今やってね。導入費用はそっち持ちで。あ、効率化した分は全て私の取り分(上司の成果)だからよろしくね。

 

と言っているのと同義です。

さすがに銀行だと見切り発車はせず責任者を決めて段階を踏むでしょうか、今置かれている状況はこんな感じです。

これでやる気を出す方が無理でしょう。と言うことでやる気は出していません。

キャパオーバーになった分は全て後回しにしています。

ただみんながみんなそんな対応をしているわけではなく、会社内での受けを気にしたり・昇進について考えたりするとどうしても従わざるをえない状況も理解できるんです。

 

日本の会社員は息苦しい

外国では職務区分が明確に決まっていて、下っ端は新しい仕事をやりたがらない、反発があると聞きますが、それが当然です。

日本のように自分の仕事が決まってなく、仕事を効率化するとかえって別の仕事が増えるというのが異常なんですよ。

で、その経験を積み重ねると仕事の効率化をしなくなって今日本が置かれているように先進国とは思えない低い生産性になるわけです。

本来は自分の仕事に値札をつける、会社の仕事の価値を見積もって合意が取れればはれて働く、と言う姿が理想です。

海外ではジョブ制とか言われているやつですね。

日本はメンバーシップ制でかつ終身雇用なので逃げ場がなく上のいいなりになるしかなくなります。

ここが息苦しい原因です。だって自分がどんなに出来る社員でも逃げ場がないんですから。レールを外れると元に戻れないと言いますし。

これの解決策は雇用の流動性なので、正しく運用されれば安部政権の目指す雇用政策はとても良いものになると思います。

それとは別に増税が多いのがいただけないのですが。

最近は副業を認める方向に政府も移ってきているので、ぜひ自分も副業ならぬ複業をして楽しく仕事をやることを目標にしています。

業務効率化とかシステム化って元来好きなんですよ。理不尽な環境でなければ。

 

それでは。今日は半分愚痴交じりの主張でした。